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(⊃д`) せつない想い出 その4 (´・ω・`)

89 :おさかなくわえた名無しさん:04/05/09 23:16 ID:B97QIOD6
小さい頃の自分は病弱で、1ヶ月のうち1週間は学校を休んでた。
風邪やら熱やら腹痛なんかで、病院には顔を出さない月はほとんど無かった。
病院に行ったとき、母が元気付けようといつも売店で
「元気になったら食べるように」とお菓子を少し買ってくれていた。

小学校低学年の時だったと思う。風邪で熱を出していつものように病院に行った。
診察を終えて、会計を済ませて薬局に向かう途中で、
いつものように母が売店によって菓子を買ってくれた。
その時は一日家で安静に寝てから病院に行ったので、少しだけ具合がよかった。
「ガムくらいなら、今食べてもいいよ?」と言われて、
20円くらいのくじ付きのガムを2個買ってもらった。

薬局で薬を待っている間に、ガムを開けて噛み始めると、くじが当っていた。
熱も37度台でそう辛すぎもせず、売店が近かったから母に言って、交換に行った。
売店のオバちゃんとも顔見知りで、ガムを選ばせて貰って、同じガムを貰って薬局に戻った。

そして薬局に戻り、貰ってきたガムを開けると、それも当たりだった。
風邪を引いているとは言え嬉しくて、母にもよかったわね、と言われて素直に喜んでた。
もう一度交換に行って「また当った!」と嬉しそうに当たりの紙を持っていくと、
オバちゃんがいぶかしげな顔で受け取って、ガムを選ばせたあとに「ここで開けて行きなさい」と言った。
自分がズルをしていると疑われたと言う事は、幼心に分かってしまった。
しょんぼりとしながらガムの包み紙を開けると、はずれの文字が。
オバちゃんが「やっぱりね」と言ったような顔で僕の事を見ていた。

疑われた事が悔しくて悔しくて、でも母にその事を言って気分を悪くさせたくなくて。
トイレに寄って泣いてから薬局に戻った。
そのせいで戻るのが遅れて、少しだけ母に心配かけちゃダメよ、と言われた。

今でも、駄菓子屋で売っているようなガムを見ると思い出す、せつない思い出。

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